2月1日(土) 「辛いぜ辛いぜ一人旅」

レポート書いたりディアブロしたりしているうちに6時半。
目覚まし代わりにかけておいた携帯のアラームが鳴ります。
圏外でも役に立つのが携帯のよいところ。
シャワーを浴びて朝食を取りに食堂へ。
朝食だけはホテルで食べられるのはホテルのパンフで確認すみです。
『どーせコンチネンタルブレックファストとか言ってパンとコーヒーだけなんだろうなぁ』と期待もせずに入ったのですが、これがおおはずれ。さすがドイツ。ハム、ソーセージ、チーズ、パン、よりどりみどりのブッフェです。
特にお湯に漬かってる白くてでっかいソーセージとクロワッサンがおいしかった。明日から3日間が楽しみ。

8時15分ピックアップなので、8時5分くらいからロビーで待ちます。
外を眺めてると大きなバスが停まっていて、ホテルから人が出て行き乗ってます。
私は昨日と同じ黄色い乗用車を待っていました。
すると8時13分くらいにそのバスが出発。車体にでかく「Kobli Tours」と書いてあります。私の待ってる現地ツアー会社の名前です。(停まってる時はカーテンの陰で見えなかった)
が〜ん。初日から乗り遅れ? 電車で行かなきゃならないの?
でもまだ8時15分には2分あります。すがるような気持ちで私専用の乗用車が来るかと待ちました。
2分過ぎ、5分過ぎ・・・来ません。外は雪です。
あきらめて徒歩で駅に向かおうとした、その時、車体にぜんぜん別の社名が書いてあるミニバンがホテルの前に停まり、数人が乗り込んでます。
だめもとで聞きました。「コブリツアー?(^^ゞ」
運転手は意味が分らなかったようで、「メッセに行くよ」とだけ言うので、これ幸いと乗り込みました。
運ちゃんは「もう一人乗るはずなんだ」と言いながらしばらく待ってます。私はタダ乗りがばれないかとひやひやしながら座ってました。結局もう一人は現れず、無事に25分でメッセ会場まで行けました。

中央の広場です。雪降って寒いので誰も居ません

なんとかパーマネントチケット(期間中有効)とカタログをクレジットカードで買い、会場に入ります。
広い広いとは聞いてましたが、それでも広い。規模からするとビッグサイトのギフトショーくらいでしょうか。
それが全部おもちゃ。せっかくだから全ブース見てやろうと、1番からスタート。とにかく多い。カテゴリー毎に会場が分かれているのですが、会場全部が木製玩具、とか鉄道模型、とか、めったやたらに会社がいっぱいあります。ほとんどヨーロッパです。歴史の古さを痛感させられます。
ようやくバルーンが含まれる「クリスマス・フェスティバル・ジョークトイ」の会場にたどり着きました。
あるはあるは、バルーンの会社がいっぱいあります。(長くなるので詳細は後日ね)

1時間ほど商談をして、さらに会場を見て回ります。
インターネットコーナーがあり、パソコンも貸してもらえると言うので喜んだのもつかの間、予約しないとダメとの事、どーせ明日になるなら自分のパソコンを持ってきてつなぐ事にしました。そうすれば日本語も使えるし。
昼食は会場内のレストランで生ビールとソーセージ。(だってみんな飲んでるんだもん)

しかし、さすがに睡眠不足。半分くらい見て回った時点でギブアップ。ホテルに帰りたくなりました。
迎えのバスは18:15です。とてもそれまで待てません。
基本的にトイフェアパックなので、出展者向きに送迎時間が決められているようです。
6日間、9時から17時まで。出展者は大変ですね。
電車で帰ることにしました。ニュールンベルグの中央駅までは地下鉄、そこから電車に乗り換えてエルランゲンの中央駅まで15分と旅行社に教えてもらっていました。トイフェアの入場券があれば地下鉄は無料とも。
地下鉄はなんとかクリアしました。それだって苦戦です。「中央駅」なんてどこにも書いてない!
ちなみにドアはどこかの雪国みたく『閉まる自動』でした。

くやしいから写真だけ撮った

で、ニュールンベルグの中央駅でがんばりました!30分以上!
結果;討ち死に(涙)
切符の買い方がまったく解りません。
出発案内板見たってどこ行きに乗ればいいのかすらぜんぜん解らない。
そもそも、降りる駅がどこか解らない。(エルランゲン中央駅なんて書いて無い!)
しかたなくタクシーに乗りました。例によって助手席。
必然的に会話します。ま、結果的にはこれも楽しかったです。
切符が買えなくて挫折した話をしました。で、「あんたなら買える?」って聞くと
「俺だって分らないさぁ。車ばっか乗ってるからねぇ」だって(笑)
よかったよかった。
ホテルに戻ってほっとしたのもつかのま、フロントのおねーさんに、「支払い確認書はありませんか?無いとチェックアウト時に料金をいただきます」と言われました。実はチェックインの時にも言われたんですが、その時は「日本で支払い済みです。現地手配会社のニュールンベルグインカミングに聞いてよ」と答え、もう解決してると思っていたのです。「日本の旅行会社に電話して確認書をファックスして欲しい」と言われました。
一難去ってまた一難。
日本は土曜の深夜です。どーすんだどーすんだ。
『旅行会社なんだから深夜でも出るだろう』とすがる気持ちで電話。
思ったとおり、転送電話で社長さん?宅につながりました。訳を話すと「チェックアウトまでに必ずファックスします。ご心配無く」と言われ、そのままフロントの女性に伝え、なんとか落着。
すると、すぐに部屋の電話が鳴りました。ニュールンベルグインカミングの女性からで、
「ミスター矢部には大変申し訳ないことをした。フロントの女性の勘違いです。料金はいただいています」
ああよかった。
ところが、続いて、
「ところであんたは今朝の車に乗らなかったのか?」と聞くので、
「でかいバスか?」と言うと、「いや、ミニバンだ。8時半に迎えに行った」と言うじゃありませんか!
「8時15分じゃなかったのか?」「 いや、8時半です」
空港に迎えに来たドライバーは、ちゃんと紙に書いた表を見せたんですよ、8:15。
よくわかんないーーーーー

夜のホテル前

そろそろ晩御飯を食べに外に出る時間です。
表に出て駅の方向に歩きます。例によって人っ子一人居ません。
5分ほど歩いて、ようやく人がちらほら見られるようになりました。
更に5分程歩くと小さなレストランがあったので入りました。これ以上歩くと帰り道が分らなくなる恐れがあります。がらんとした店内で経営者一族らしき団体がテーブルで遊んでます。
『はずした!』と思いましたがもう手遅れです。メニューを見ます。案の定ドイツ語だけ(汗)
「評判のドイツ料理が食べたいです」
「うちはギリシャ料理屋だぜ」
うっきゃー\(^^\)(/^^)/
偶然にも来る時に飛行機の中で見た映画の世界です。
映画でも主人公の女性は親父の経営するギリシャレストランを手伝っていました。
とりあえず生ビールを頼み、親父とメニューを見ながら珍問答です。どうやらラムのバーベキューらしいのを見つけ、ラム好きの私はそれにしました。
その時、こちらで飲んだビールが同じ銘柄なのに気がつきました。 Kitzmann 店内に大きなサインがあり、なんとエルランゲンのビールです。
話に聞いてたけどドイツにはどこの町に行ってもそこのビールがあるんですね。感激。
あかんぼが泣き、小学生くらいの女の子が走り回るギリシャレストランでテレビのサッカー中継を見ながら一人で地ビールを飲む。客は私だけ。なんとも粋な経験ができました(笑)
運ばれてきた料理は、長い鉄串に刺さったラムとフレンチフライ、生タマネギと青唐辛子にドレッシングがかけてあるものが皿に盛られてます。ローカル料理フェチの私が何一つ残さずに食べたのは言うまでもありません。
ちょっとだけ迷って無事にホテル到着。
風呂につかって、『朝まで寝られたらいいな』と10時頃にベットに入りました・・・
が、12時半に目が覚めました。
で、これ書いてます(-_-;)