2月3日(月)「執念のランチ(^^)v あれ?仕事はどーした?」

いちおう書きます。ミニハンバーグでした。
(ちゃんと最初から読んでる読者はなんの事か解りますね)
毎度おなじみ、コブちゃん騒動です。退屈してる方も居るかも知れませんが、はずすわけに行かないので今日も書きます。訳のわかんない人は最初から読み返してね。実はこれがこの紀行文のメインテーマなんですから(爆)
題名変えようかしら 「コブちゃん騒動記」って

3度目の正直と言うことで、8時5分から表で待ちます。
今日は雨です。こっちに来て初めての雨。これで解りました。あんだけ雪が降ってるのにあまり積もってない訳が。たまに降る雨で溶けちゃうんですね。
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なーーーんにも来ません。
初日に停まってたバスも、私が乗った他社のミニバンも。
ホテルから出てくる人も居ません。みんなもう帰っちゃったのでしょうか・・・
私一人待ちます。すごくみじめ(;_;)
雨降りは人を孤独にします。
このまま〜ぁ、死んでしまぁい〜たい〜(一応リアルタイムで知ってます(^_^.)

8時25分まで待ち、あきらめてフロントのおねーさんにタクシーを呼んでもらいます。
もう事情を説明する気力も無いので自分で払います。(日本に帰ったら覚えてろよ、××ワールド!)
待ってましたとばかりにすぐに電話するおねーさん。
もしかしたらホテル従業員の間で有名なのかも知れません。朝のあたし。
タクシーもすぐに来ます。2−3分。
で、乗り込んで走り出した時、やってきましたコブちゃんバス\(^^\)(/^^)/
冷静に時計を見る私。8時29分。ふーん、今日は8時半なのね。

冷静だったのは理由もあります。9時に某バルーン会社とアポイントを取っていたのでした。
そうでなくてもぎりぎりです。タクシーの方が早いと思うでしょ?普通。
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ついてないのぶちゃん(涙)
ドライバーはおじいちゃんでした。
日本でもそうですよね、おじいちゃんは高速道路が嫌い。
月曜朝の渋滞している市街地をのんびり走ります。
いつもは25分で着く会場に40分かけて到着。それも巨大会場の反対側。
15分遅れでブースに到着しました。
詳細は後日ね。仕事からむから。
結果は大成功で、私の渡独の目的がほぼ達成されました\(^o^)/
インターネットサービスでしばらく遊ぶとお昼です。
雨もやんでいるようです。
食いしん坊ののぶさん、考えます。考えます。

仕事はうまくいった。今日は最終日だ。嫌な事もいっぱいあった。
・ ・ ・ ・ 自分にご褒美あげなくちゃヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ


そうと決まったら行動は早いです。
勝手知ったる地下鉄に飛び乗り、向かったところは昨夜肘鉄を食らった『ハイリヒ・ガイスト・シュピータル』!
一度振られたくらいでくじけちゃならねぇ(笑)
もう後がない人間の執念はものすごいっす。
店内に入ります。がらがら(^^ゞ
窓際の席に案内されます。
勢い勇んで注文します。「ヘムシェ!」
「そんなもんねえよ」とウェイターのおじさん。
そんなこともあろうかと、PCにくだんのページを表示させてあります。
おもむろにバッグから取り出し、開きます。以下同時通訳モードでお楽しみください。

「ほら、ぼくの友達のページだよ(勝手に友達にしてる)。これ、おたくのレストランでしょ?」
「おお、そーだそーだ、うちの店だ、わっはっは」
「ほら、ここにヘムシェ(Hammche)とあるじゃん」
「いや、うちにはそんな料理は無い。お、この写真の料理はどうだ?」
「なんですか、これは」
「豚のショルダーだ(と言いながら私の肩をたたく)。同じ料理でレッグもあるよ」
「ショルダーにします」(足はたたかれたくねーぜ)
「お!このウェイターは知ってるぜ、わっはっは。今は居ないけど。ちょっとこれ貸してくれ」
「いいけど壊すなよ」
「あたりまえだ、わっはっは」

店中歩き回ってみんなに見せて大笑いしてます(-_-;)

「もう戻ってこないかと思ったぜ」
「まさか!わっはっは」
「あんた、私の写真も撮らなきゃだめだよ。宣伝してあげるから」
「おお、もちろんだとも」
ーーカシャッーー
「すぐに見られるよ、ほら」
「おお、いい男に写ってるじゃねーか」
「知ってるさ」
「わっはっはっはっはーーー」


とにかく陽気なおじさんでした。

アルバム「執念のランチ」
皮がぱりぱりでめちゃうま!
白い丸いものは「ポテトダンプリング」
もちもちしたジャガイモの団子です
左に見えるのがザワークラウト
ここの店のはおいしかったーー
ランチなら一人でもそんなに寂しくないです。
ただ、一種類しか料理を取れないのが悲しい
ですね、やっぱり。
内側からの眺め。
観光客のほとんどが橋からレストランを
撮るけど、逆はめずらしいかと(^^ゞ
完食です!!
今までの嫌な事が吹っ飛びました。
ビール二杯とこの料理で、お腹はぱつぱつ。
税込みで18.1ユーロでした。
一流レストランでこの値段!

ほろ酔い気分でレストランを出ます。
予定では、またフェア会場にとんぼ返りするつもりでした。
ほんとーです。うそじゃありません。(鹿児島バスガイドネタ)
でも、町を歩くと、昨日閉まってた店が、全部開いているんです(^^)
人もいっぱい居るんです。すごく楽しそう。
お土産だって、免税店のチョコじゃ嫌でしょ?>社員ALL

と言うことで、今日も町をぶらつくことにしました(笑)
スーパーがあったので、特売のチョコをたくさん買いました。
よかったね>社員ALL(笑)

スーパーではポリ袋をもらうとお金を取られます。日本にもありますね。
って言うか、お会計の前に自分で取ります。ようするに商品ね。
レジ前はベルトコンベアーになっていて、自分のと他人の商品の間に仕切りを置きます。

たくさんの荷物になっちゃったので、タクシーでホテルに帰ります。
仕事?(-_-;) だから大成功って言ったじゃん。うそじゃないって(^^ゞ
結局ホテル<=>フェア会場のコブちゃん送迎サービスは一回も使いませんでした(^_^;)
こんなことならニュールンベルグ市内のホテルにすればよかった。

部屋に戻って、明日の帰国に備えて荷物の整理をします。
ヘビーなランチのおかげで、お腹が空きません。時計を見ると5時です。
もうすぐ暗くなってしまいます。
『そうだ。エルランゲンを征服しなくちゃ。このまま帰ったら、エルランゲンは暗くてちんけな町という印象だけになってしまう。せっかくここに泊まったんだからちゃんと知らなくちゃ』
えらいでしょ(笑)でも本当です。人間、好奇心が無くなったらおしまいです。
最後の気力を奮い立たせて表に出ます。相変わらずの寂しい町です。
ところが、駐車場らしき大きなビルの間を抜けて、反対側に出ると・・・
な、なんと、にぎやかなショッピングセンターに出ました。デパートもあります。スーパーもあります。広場には屋台も出てます。
ああよかった。エルランゲンを誤解してました。
屋台を見ると、日本食もあります。『SUSHI』とか書いてあり、日本人っぽい女性が立ってます。
急いで離れます。せっかく今日まで日本語無しでがんばって来たんです。最後までがんばろう。
基本的に私は海外では日本食のお世話にはなりません。せっかくの機会、ローカルフードを食べまくります。ビールもです。ローカルビールオンリー。どこに行ってもキリンとかハイネケンしか飲まない人が多いですけどね。ローカルフードに合うのはローカルビール!私の信条です。(安いからってのが本音かも)
スーパーをぶらついていると、サンドイッチのテイクアウトがありました。
まだお腹が空いていませんが、明日の朝まで何も食べないでもつはずもありません。
ビールとサンドイッチを買って帰り、部屋で食べる事にしました。ついでにミネラルウォーターも買います。

天然冷蔵庫

部屋に冷蔵庫はありませんが(もちろん自販機もありません)、窓の外に置いておけばあっという間に冷えます。
暖かい風呂につかり、良く冷えたビールを飲みます。
ああ生きていてよかった。

最後の晩餐

サンドイッチも巨大ですが、美味です。
ミネラルウォーターは炭酸水です。
賛否両論あるでしょうが、サービスに置いてくれているのを毎日飲んでいたら結構慣れました(^_^;)
あのランチが無かったら、わびしい夕食になっていたでしょうが、自分としては大満足でした。なんてったって自分の足で獲得した夕食です(笑)
もし私がひ弱なサラリーマンだったら毎晩あのチャイニーズで済ませていたかもしれません。

9時頃に爆睡。12時過ぎに目が覚めます。
で、これ書いてます(-_-;)